ダニエル ハリトーノフさん
昨日行ってまいりました。
京都コンサートホールの小ホール。
旅そのものは大変な惨事に見舞われました。
そのことはまた後日書くことにして。
ああああああああ!
どうしよう💦💱
話はだにえるに戻します。
ダニエルハリトーノフさんは二十歳の天才ピアニストです。
特徴は
表裏のない素直さと勢い。
猛り狂った若武者のような演奏をなさっていました。
若い時のボゴレリッチを彷彿とさせるような💕
曲目はベとそな3番と14番。
14番は「月光」という標題のある有名な曲。
別れの曲とか革命とか黒鍵とか入っているやつです。
あとスケ3(ショパン)
いわゆる~~
ピアノを本格的になさっている方は必ず勉強なさる定番の曲ばかり。
耳なじみの良い曲のチョイスです。
初めのべとそな3番はやや抑え気味のおとなしめの演奏でしたが。
後半に行くにつれて本来の強靭さが際立つ演奏となりました。
どかどか速足で歩いてきてお辞儀は3回。
リサイタルというよりは。
子供の発表会のような。
言い方は良くないんですが立ち振る舞いが幼いのです。
しかしながら。
実物は写真や動画以上の美男子で✨
あの幼さが輝いて見えました。
教授からはやはりどかどか演奏を抑えるように指摘されているのかもしれません。
パワーを抑えた演奏は。
この人の場合端正、正確だとは思うけど。
面白くないです。
この人は和音の連打、特にオクターブの連打が大変お得意なようで。
どうしても血が騒いじゃうんですね。
特にカッコよかったのが革命と月光の3楽章でした。
ダイナミックさの映えるこの人の個性に合っているんだと思います。
和音の連打の前にとる間もこの人独特の個性(❔)で。
聴く人によっては好き嫌いはあるかもしれませんが。
あたしはより説得力が増す気がして好きです。
革命で盛り上がって。
スケ3ではどこかの和音でちょっと外したのが惜しかったかな?
普通リサイタルはアンコールではワルツとかマズルカとかノクターンとか。
比較的難易度の低い曲を持っていくのですが。
だにえるは。
アンコールに難曲を持ってきます。
このアンコールの曲はお客さん非常に興味を持ってスマホかざしまくっていました。
特に下の自作の曲は大音量のオクターブ移動のオンパレードで。
ド迫力。
客席はかなり沸いていました。
作曲の才能もおありで。
他者の曲はあれこれと制約がありますが自分の曲は自由に弾ける。
そんな理由で作曲するのかも。
あの天真爛漫さとみてると能天気(あほ)なんかな~~???
と思うけど。
そういうひとって。
だいたい天才肌の人に多いですよね。
イケメンで演奏技術だけじゃなくて身体能力も高い。
まさに伸び盛り 弾き盛り。
飛ぶ鳥を落とす勢い。
そんな。
みなぎる力、若々しさに満ちた演奏でした。
最近色々あって消沈しがちな自分の心に渇を入れてもらいました。
来年はショパンコンクールの年で。
この人出てくるんじゃないかな?
となると3800円なんて金額ではとても見られなくなるので昨日見てきました。
サイン会を期待していたけど。
CDも出していないし。
スケジュールも過密なのでなかったようです。
残念。
実物は写真よりカッコええです。