チホハン

また行ってきました。

今回はピアノのほうで🎹

 

韓国人ピアニスト、ハンチーホーさん。

 

今、言ってみれば日本と韓国は喧嘩してるので来てもらえないんじゃないかと思っていた。

来てくれましたよ💕

リサイタルは日経ホールの小ホール

 

2015年ショパンコンクールでは韓国のチョソンジンさんが1位の栄冠に輝きました。

 

残念ながらハンチーホーさんは3次までは勝ち残ったものの。

 

本選には残れませんでした。

大変な才能に恵まれながらも。

 

あたし。

 

この人ショパンとは根本的に波長が合わないんじゃあないかと。

思うんです。

 

ショパンコンクールとかでっかいコンクールで優勝でもしないとネームバリューが乏しい。

お客さんの入りは5分の4か3分の2ほどで。

 

奥ゆかしい、詩情あふれる描写が彼の持ち味だとばっかり思っていたら。

 

実際の演奏は熱情ほとばしる、圧倒的圧巻の演奏でした。

席は最前列の右寄りを購入。

この人の場合は音響より弾きっぷりを見てみたい。

あと目の前に人の後頭部が見えるんは嫌だ!!

 

本当は真ん中が良かったけど。

パフォーマンスを見るには結局はかなりいい席でした。

表情やあとペダリングの様子などもよく見えました。

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曲目はショパン前奏曲

ベとそな31番

ラヴェル

ラフマニノフ等々🎼

 

この人は。

あまり演奏に感情移入すると

音が

抜ける。

 

和音が濁る。

特に目についたのがショパン

装飾音とかの抜けが目についた。

特にノクターンの8番は~~

あたしが死ぬほど練習した曲で。

クライマックスの見せ場のところ。

抜けてた。

 

ごまかしてる?

ただ、抜けていても魂が入っていたので嫌になることはなかったです。

 

とりわけ強烈だったのがラヴェルのラ・ヴァルスという曲で。

大音量で観客席を圧倒。

渾身の一曲でした。

彼の十八番?

 

元々演奏効果の高い曲ですが。

音の波に飲み込まれるような錯覚に陥りました。

鬼気迫るといいますか。

とにかく猛烈だったんです。

 

ショパンのポロ5も圧巻で。

大人しい弾き方をする人かと思ったらこんなにダイナミックな人なんだと知って。

 

驚きました。

 

演奏した曲目が比較的素人受けするようなチョイスだったのもありますが。

今まで行ったリサイタルの中で最も心揺さぶられる演奏でした。

 

ラファウブレハッチさんのリサイタルにも行ったのでタッチとかちょっと比較してしまいました。

この人のタッチはブレハッチさんの程きれいに鳴りません。

ちょっとガンガン系。

 

この人。

クラッシック向きじゃないんかな?

 

例えばジャズとか。

クラッシックの枠にはめ込まないほうがいいんじゃないかと思いました。

 

もっと自由に自分を解放できるような曲調のがよいですね。

 

 

 

また来日してくれたら絶対行くんだけれども。

 

 

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サイン会は撮影可。

 

ラッキー~~~

 

握手とサインもゲットできました。